例会回顧録
日時 |
会場 |
参加者数 |
2000年7月24日(日) |
熊本市中央公民館(5階研修室) |
4名 |
企画名 |
担当者(敬称略) |
「翼よ愛あるところへ」 |
ELF |
【設定】
今回の設定は鳩レースです。鳩レースは競馬と同様に血統が影響するので、鳩の育成からシミュレートしていただく予定でしたが、時間がかかりすぎるのでやめました。それで、単純に鳩を10羽ずつ所有してもらい、レースの結果のみを競うことにしました。10羽の鳩のうち2羽は雨・風ともに耐性のある鳩、4羽は風耐性のない鳩、4羽は雨耐性のない鳩となります。
【鳩に名前をつけてあげよう】
初めにフライター(解答者)の4名には鳩に名前をつけてもらいます。クイズではありませんが、今回もっとも頭を悩ませる部分ではないでしょうか。どうやら決まったようです。
IW鳩舎は花の名前をつけたようです。最もそれらしい名前がついています。UO鳩舎はG8首脳+αです。それらしい響きの鳩もいますが、モリ号はちょっと生い立ち不幸そうです。
TA鳩舎は、まず鳩舎名をノアにすることを宣言しました。しかし、鳩の名前はレスラーではなくクイズ王の名前です。確かに競争させるには面白いですが、名づけられた鳩がかわいそうな気もします。
MU鳩舎は「モーニング娘。」で来ました。やはりというか妥当というか。全ての鳩のエントリーが終わりました。いよいよレースです。
【全レース共通ルール説明】
まず、出題者が12面体のサイコロを1回振って気象条件を決める。6以下なら好天、7〜9は風曇、10以上は雨天となる。早押しクイズを行い、正解者は10面体のサイコロを1回振る。出目の数の鳩を各10km進めることができる。ただし、出目の0は10扱いとする。1羽を1度に20km以上進めることはできない。また、気象条件に耐性のない鳩は進むことができない。(したがって、風曇か雨天のときに7以上の目を出しても切り捨てになる)。これを、各レース上位5羽がゴールするまで繰り返す。
【第1ラウンド:一般レース(50km)】
ルール:通常の早押しクイズ。お手つきは1回休み。ただし、スルーの場合、休みは継続となる。
結果:どうやら、MU鳩舎はまだ準備できていない模様です。IW鳩舎、UO鳩舎、ノアの3者で争われます。おーっと、
UO鳩舎の鳩がすばらしいスピードで続々と帰還しています。短距離なだけに天候もあまり影響しなかったようです。UO鳩舎圧勝です。
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
ネーム
|
イナミネ
|
クレティエン
|
プーチン
|
ナガタ
|
オバサンジョ
|
フライター
|
UO
|
UO
|
UO
|
ノア
|
UO
|
【第2ラウンド:シルバーカップ(100km)】
ルール:坊主めくりクイズ。通常の早押しクイズを行い、正解者は百人一首の札を1枚引く。姫札は次の問題で他の全解答者が休み。坊主札は次の問題で自分が休み。雛壇札はサイコロをもう1回振ることができる。その他の札は何もなし。なお、バランスを考えて各札10枚ずつ計40枚を用意した。お手つきについては第1ラウンドと同じ。
結果:ようやく、MU鳩舎も準備が整った模様です。レースがスタートしました。先行するのは、またしてもUO鳩舎。(雛壇札、姫札を連発して)続々と帰還してきます。
IW鳩舎、MU鳩舎の鳩も後を追いますが、(こちらは坊主札を連発して)どうやら迷子になっている模様です。またしてもUO
鳩舎の圧勝です。
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
ネーム
|
クレティエン
|
イナミネ
|
クリントン
|
プーチン
|
シュレーダー
|
フライター
|
UO
|
UO
|
UO
|
UO
|
UO
|
【第3ラウンド:ゴールデンカップ(150km)】
ルール:封鎖クイズ。勝者1名が確定するまで行い、それを繰り返す。お手つきは、その解答者が封鎖される上に、封鎖されていない全ての解答者が10面体のサイコロを1回振ることができる。
結果:おっと、このレースはノアのナガタ号、ニシムラ号が引っ張っているぞ。しかし、その他のノアの鳩は、天候の影響を受けて出遅れ気味だ。
MU鳩舎のライト号、IW鳩舎のサクラ号、キキョウ号も追いかける。今回はUO鳩舎の鳩が大きく出遅れた。疲れがたまっているのか。
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
ネーム
|
ナガタ
|
ニシムラ
|
ライト
|
サクラ
|
キキョウ
|
フライター
|
ノア
|
ノア
|
MU
|
IW
|
IW
|
【第4ラウンド:グランプリ(200km)】
ルール:通常の早押しクイズ。お手つきは2回休み。スルーの場合、休みが継続する。
結果:最後のレースは長丁場の200km。再びリードするのはUO鳩舎のイナミネ号。前のレースは調整だったのか。しかし、ノアのナガタ号も追い上げる。
MU鳩舎、IW鳩舎の鳩はばてたか。
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
ネーム
|
イナミネ
|
クレティエン
|
ナガタ
|
プーチン
|
ニシムラ
|
フライター
|
UO
|
UO
|
ノア
|
UO
|
ノア
|
【総合ランキング】
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
鳩部門
|
イナミネ
|
クレティエン
|
ナガタ
|
ニシムラ
|
プーチン
|
フライター部門
|
UO
|
ノア
|
IW
|
MU
|
-
|
【総評】
今回の企画は、クイズの強い人は上位独占を狙い、弱い人も入賞を狙うという、それぞれに目的のもてるゲームを目指しました。特に上位独占を阻止するために、気象条件という概念を入れたのですが、気象条件をものともしない
UOの強さには、さすがとしか言いようがありません。しかし、第3ラウンドの封鎖クイズで封鎖の的になってくれたので、全員が入賞できてよかったのではないかと思います。ただ、時間配分については相変わらず厳しく、もし参加者が1人でも多かったら時間内には終われなかっただろうということが反省すべき点だと思います。次回は、またとんでもない企画が用意されることでしょう。お楽しみに。
※ 実際の鳩レースについて
今回の企画では、問題数や時間配分などの観点から50kmなどというレースを作りましたが、実際には100km〜1100kmの範囲で行われます。また、記録については鳩の平均分速で順位をつけます。当然のことながら、どこを飛んでいるか分からない鳩の実況中継などはありません。それと、今回の企画で使わなかったものに高度適性というものがあります。これは、鳩が高山を飛び越す能力で、これが高いか低いかはレースの結果に大きく影響を与えます。もちろん、最初に述べた血統も重要なファクターのひとつです。
注:文中はすべて仮名としてあります。また、人名(仮名)は太字にしてあります。
→「例会回顧録」一覧へ