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イベント回顧録
企画名 レポート作者
第1回熊本北九州合同クイズ&ゲーム大会 matchan

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 1999年9月11日(土)から12日(日)にかけて北九州クイズ愛好会と合同で「熊本北九州合同クイズ&ゲーム大会」が福岡県北九州市及び山口県下関市で行われました。
 北九州クイズ愛好会の上田さんが仕掛ける数々の多彩な企画があって、大変楽しい2日間となりました。

0.

 10日夜から11日にかけて熊本地方を襲った豪雨のためJR鹿児島本線は一部区間が運転見合わせとなってしまい、JRで北九州入りするはずだったメンバーはあえなく足止め。一方、ダイヤの関係でJR組より1時間以上早起きして出発した高速バス移動組は順調に北九州入りをすることができ、完全に明暗を分ける形となりました。
 さらに、運転再開のめどが立たないJRに見切りをつけて、Y氏の自家用車で移動することにした面々にさらに悲劇が! なんと、高速バス組が移動した頃には何ともなかった高速道路が一部不通となった上、一般道路でも通行止めの区間があったため渋滞に巻き込まれてさらに遅れることになってしまいました。
 でも何といっても一番悲惨だったのは、「ビールなど飲みながら」ゆったりと向かうつもりでJRを選んだのに、そのあてが外れたばかりか運転まですることになってしまったY氏でしょう(^^;)。
 もっとも上田さんは、ちゃんと車内で解くための「問題」を用意していたのですけどね。
 後で聞いた話なのですが、当初上田さんは問題を持って熊本駅まで来る予定だったとのこと。ところが、私(matchan)を含む2名が移動手段に熊本交通センター発の高速バスを選んでしまったためにこの計画はお流れ。問題は事前に郵送されてきていたのでした。
「レトロ」の香り・JR門司港駅
  北九州は雨が降った様子すらない快晴。
 高速バスで移動した組は小倉で昼食をとる余裕もあり定刻に集合場所の門司港駅へ。北九州クイズ愛好会のメンバーも続々と集結してきたものの、熊本のメンバーの大部分が遅れるために当初の予定を変更して関門海峡の遊覧船に乗ることになったのでした。
 歩行者用跳ね橋「ブルーウィングもじ」が閉まるところを見た後で乗った遊覧船「ヴォイジャー号」は船室の揺れを抑える機構が売り…のはずだったのですが、これが意外と揺れる(^^;)。壇ノ浦の戦場跡や巌流島など見ながらの約50分ほどのクルーズでしたが、海の上の風はすごく気持ちよかったです。下から見る関門大橋も新鮮でしたし(普段は上からしか見ないし(笑))。

「ヴォイジャー」号 船内から見た関門大橋 遊覧船の船上で

1.

 遊覧船を降り、途中のレトロの街並みを見ながら和布刈(めかり)へ向かうバスに乗ったところで熊本からの残りのメンバーが到着。
 そして関門海峡の海を見ながら最初のラウンドが始まったのでした。
 クイズは何と門司港駅からここに来るまで途中見てきた景色からの出題でした。さっき見てきたはずなのに思い出せない…(^^;)。

2.

 次は「海底バラマキクイズ」。「海底」といってももちろん海に潜るわけはなく(笑)、関門トンネルの人道を使ってのクイズでした。
 その日はかなり暑かった上、トンネルの中は湿度も高く、皆あっという間に汗だくの状態でした。でもまさか○○さんがあんな所にいるなんて…(^^;)。

「海底」を目指すチャレンジャーたち なぜこんなところに…?

3.

 「源平クイズ」が行われるはずだったそうですが、時間の関係で中止となりました。

4.

 トンネル内の「県境」あたりで記念撮影の後、下関市の方へ出ます。赤間神宮前の石段を使っての「ジャンケンクイズ」でした。
 出題者とのジャンケンで勝った手に応じて3段〜6段上がる(「グリコ」「パラソル」「チョコレート」というわけです)のですが、同時に「グー」「チョキ」「パー」を選択肢とする3択クイズが出題され、クイズに正解すると必ずジャンケンに勝てる、というものでした。

5.

 連絡船とJRで小倉に戻り、ホテルにチェックイン後ボウリング場へ。実はこのボウリングも総合得点に加味されているのでした。
 ストライクやスペアのときはまだしも、ガターやスプリットのときにまで効果音が出てすごく「にぎやか」でした(笑)。

6.

 その後は「ふく」料理の店で宴会でした。
 ところがここはただのふく料理屋ではなく、何とカラオケ付き(!)。
 ここでは一問多答を応用した「ボウリングクイズ」が行われた他、「アンパンマンかるた」を1枚引いて出た文字で歌い出す歌を探す(つまり「しりとりカラオケ」の変形バージョン)というカラオケが熊本と北九州の対抗の形で行われたのでした。
 自分の持ち歌にピッタリはまる選曲をした者あり、曲がみつからず不本意な選曲を強いられることになってしまう者あり、なかなか悲喜こもごもでした。
 「ひ」とか「め」で歌い出す曲を探すのって難しいですね(^^;)。やっぱり。
 また宴会では熊本・北九州両愛好会の交流が深まったばかりでなく、かつて熊本クイズ愛好会や熊大クイズ研に在籍していた福岡県在住者も駆けつけ、会話が弾んだひとときでした。
 最後は福岡ダイエーホークスの応援歌で締めくくりでした。

7.

 そして翌日。

 前日の宴会のときに「宿題」として、全問数字で答えるペーパークイズが各人に渡されていました。実はこれ、暗号が隠されていたのですが、1日の疲れがあってか、私を含め皆問題を解くのが精一杯といった風情でした。
 しかし、我々と別のホテルに泊まっていた○○さんだけは違っていて、きちんと暗号まで解読していたのでした。
 それが結果としてよかったかどうかは別として…(^^;)。

8.

 7月に開業したばかりのJRスペースワールド駅に集合した一行は、そのままWINS八幡(中央競馬の場外馬券売場)へ。この日最初のラウンドは何と馬券を買うこと(!)。
 私は馬券を買ったのは初めてだったのですが、中にはだいぶ慣れている方も多いようで(^^;)。さらに北九州市内に点在する10の名所(?)がどのように見えるかを当てるクイズもありました。

9.

 その後、皿倉山に登る帆柱ケーブル乗り場にタクシーで移動し、ケーブルカーで皿倉山の山上へ。
 そこでは、数問の○×クイズの後に「鬼ごっこクイズ」(?)が行われたのでした。
 これは、前の日に関門トンネルの人道で行われた形式とほぼ同じなのですが、異なるのは2問目以降が前日は問題持ちが解答者たちに近づいてきていたのに、今回は問題持ち(=オニ)がどんどん山上に向かって逃げていく、ということ。最初の問題はすぐ取れるもののそこで間違うと山上に逃げるオニを追いかけて問題を取ってこなければならない…というわけです。で、あんまりオニがひょいひょい逃げていくとゲームにならないため、オニはハンデということで参加者のジュースを「非常持出袋」一杯に入れて背負っていくことになりました。莫大なポイントと引き替えにそういう役回りを負うことになる「オニ」はあっさりとT氏に決まりました。
 参加者全員に第1問の問題を渡し終えた後、駆け足で山頂を目指すオニのT氏。ところが他の参加者が全員第1問を正解してしまったため、T氏は一人さびしく缶がいっぱい入った非常持出袋を背負ったまま山頂を目指したのでした。
 他の一行は、側に備えられていたリフトを使って山頂へ。このリフト、スキー場にあるやつと同じようなものなのですが、なかなか年期が入っていたこともあって苦手な人がけっこういたようで(^^;)。行きはリフトで登っても帰りは歩いて…という人もけっこういました。
 山頂でランチタイムと「10の名所の位置関係」の正解発表。見事にやられましたです、ハイ(^^;)。

10.

 皿倉山を下りた後は、バスを使って到津(いとうづ)遊園へ。
 ここでは3チームに分かれ、最初は動物に関するクイズ。わからなければそこの動物のところまで移動して説明書きを見ることもできたのですが、到津遊園思ったより広かったです(^^;)。
 後半戦は観覧車に乗っての一問多答クイズ(問題は「北海道の市」)の他、バズーカ砲・ダーツ・ハイパーホッケー(のはずだったが、混んでたので他のマシンに変更)のチーム対抗でした。
 その後自由時間となったので、私たちはコースター系のいくつかの遊具に乗りました。童心に帰ったような気がしました(?)。
 なお、この到津遊園は現在西日本鉄道が経営していますが(西鉄バスのチョロQが売ってあった(^^;))、来年には北九州市に譲渡されて遊具類は撤去されるということです。

Final round.

 到津遊園で遊んだ後は、最後の「決戦の舞台」へ。
 まずここまでの獲得ポイントを集計し、それをもとに得点を計算。そしてそのポイントをもとに早押しクイズに臨み、正解すると同時に着席している他のプレイヤーからポイントを吸い取ることができる、というもの。
 総合成績下位の順から着席しているので、得点上位が有利な形式でした。
 いろいろな人間模様が描かれた(?)このクイズ。最終的には、企画者の希望(思惑?)通り女性3人が生き残り、熱戦の結果北九州の女性会員Mさんが優勝して賞品の「お菓子詰め合わせセット」を獲得したのでした。

 たくさんの企画で中身が濃かった2日間。とても楽しく過ごせました。
 今回の企画を行った上田さんをはじめ、参加者のみなさんありがとうございました。


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